野球肩
野球肩は腕を上げると肩周辺が痛むスポーツ障害です。
野球だけでなく、腕を上から下へスイングさせる競技で起こりやすいです。
バレーボール、テニス、バドミントン等
肩や腕が悪いのではなく、肩甲骨を動かす小さな筋肉(ローテーターカフ)の不具合によることが多い。
投げ方やスイングが悪いということよりも、運動後のケアが足りないことや普段の生活の姿勢が悪い(スマホやパソコン)ことの方が危険です。
腕を上げる時には、肩甲骨も一緒に上方回旋をします。
肩甲骨周辺の筋肉が疲労等で硬くなっていると、肩甲骨の上方回旋が機能せず、棘上筋や棘上筋腱、滑液包、腱板を上腕骨と肩甲骨で挟んでしまい炎症を起こしてしまいます。
これをインピンジメント症候群 ≒ 野球肩となります。
ですから予防や治療では、肩甲骨の可動域を広げることを行ないます。
マエケン体操が有名ですね。
肩先を触った状態で、肘を大きく回すのです。
一日に前回し20回、後ろ回し20回を目処におこなってみてください。