大腿部前後の肉離れ
中学3年生や高校生3年で最後の夏の大会が始まる前に増える肉離れ。
最後の大会に向けて練習にも熱が入り、疲労も蓄積します。
疲労の蓄積から、筋肉が拘縮(縮こまって硬くなる状態)し、血液循環が悪い状態になります。
食事の量が少なかったり、バランスが悪い場合、筋肉の修復が行なえず拘縮が進みます。
睡眠時間が短かったり、眠りが浅い場合も修復が遅れるので拘縮が進みます。
拘縮が進んだ状態で瞬発的な動作を行なうと、劣化したゴムが切れるように筋肉が断裂する。
これが肉離れです。
特に大腿の前部や後部に起こりやすい。
肉離れを起こした場合、まずはアイシングとテーピング固定を行ってください。
歩けないほどひどい場合はすぐに病院へ受診しましょう。
軽い場合は、患部は触らず、それ以外のところも硬くなっているはずですから、ほぐすようにします。
アミノ酸やたんぱく質、ビタミンCとB群やコラーゲンの摂取を心がけてください。
睡眠もしっかりとることが大切です。
せっかく3年間頑張ってきたのですから、良いパフォーマンスで力を発揮してほしいのですが、
痛めてしまうと力を発揮させるどころか、最悪は大会にも出場できなくなります。
練習やトレーニングも大切ですが、その後のケアもそれ以上に大切です。
まずはセルフケアとしてクーリングダウン、ストレッチ、入浴、アイシングをきっちりと普段からしましょう。